最近はKATANA-AIRを使うことが多くなり、エフェクターボードの出番が少なくなってきた素人音楽です。
そんななか、Amazonで面白そうなボードを見つけました。
Guitto ギターエフェクター ボードペダルボード クランプブロック固定効果ペダルボードアルミニウム合金超軽量キャリングバッグ付き (小)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08LL2JSSG/
(現在こちらの小サイズの出品は無くなったようです。上記リンクは中サイズのもの)
Guitto社のサイトはこちら
JOYOの子会社のようですね。
商品紹介の動画がありました。
これまで使っていたGhost Fire エフェクターボード (M)、その後tスロットレールによる自作エフェクターボードと横幅500㎜、奥行が160~180㎜ほどのコンパクトなエフェクターボードを使用していました。また、エフェクターの固定にベルクロ(マジック)テープを使わないで済むようにしています。
今回のGuittoのボードはクランプで固定するタイプで、サイズもこれまで使っていたものと同じ。さらに両端に取っ手となるハンドルが装備されているのが魅力で購入してみました。
ケース外観
筆記体のロゴは良いのですが、型番の刺繍が文字間も繋がっているのが安っぽいですね。
コストダウンが丸見えです。外に持ち出すとすると、目立つ部分なので、ここは手を抜くところではないでしょう。
本体
ハンドル、パワーサプライ固定用パーツを取り付け、スタンドを立てたもの。
こうやって見ると結構カッコよく見えますね。ただ、スタンドのパーツがプラスチックのようなので、強度が心配です。また、レール部分には最初から傷でメッキがはがれている部分も見られました。
レンチの収納部
ボードの裏にクランプのネジを締めるレンチを付けておけるようになっています。
これは便利ですね。
ただT字型レンチは奥まで刺せず不安定なため、このままではどこかに落としてしまいそうなので、T字型レンチはケースのポケットに入れておいたほうが良いでしょう。
クランプなどプラパーツ類一式
ネジ類一式
クランプをレールに止めるナットはどうやらtスロットレールの30規格のもののようです。
自作エフェクターボードは20規格のもので作ったのですが、30規格のものを買えば色々流用出来そうです。
*後記注:本品のレール自体の規格は、30規格と20規格を混在した独自のものでした。
30規格のナットを別途Amazonで入手したものと比べてみました。
ナットのねじはM5です。
左二つがGuittoのもの、右二つが30規格のもの
互換性が有りそうですね。
30サイズのtスロットレールを買って、Guitto付属のクランプ類を流用して自作ボードを作る、なんてことを考えちゃいます。
GhostFireの上に乗せた写真
自作エフェクターボードを乗せた写真
上から
横から
なんとか収まりそうですね
現状のエフェクターを載せてみました
左右両端はクランプを付けるスペースが無いので、ハンドルに押し付ける配置にすれば一応固定できます
しかしここで問題が。
一番右に設置したコンプレッサーCP-1Xへギターからのシールドがハンドルに干渉して刺せません。
横からの写真
CP-1Xのクランプを固定せずシールドを刺してみるとCP-1Xが傾いてしまいます。
これって明らかにハンドル高さの設計ミスですよね。
暫定レイアウト
パワーサプライは裏に配置すると仮定して、干渉しないようにこんなレイアウトも考えてみました.
コンプレッサーCP-1Xはほぼ掛けっぱなしで、踏みかえるのはオーバードライブのBOSS OD-1XとGT-1なので問題ないかな?
しかし裏にパワーサプライを固定するのに問題があります。
パワーサプライ固定用のブラケットが幅約140~155にしか調整出来ないので、何か固定方法を工夫する必要があります。
しかしこのブラケットで都合よくサイズの合うパワーサプライなんて、相当限られるでしょうね。
で、悩んだ結果、思い切ってOD-1Xを外した構成にすることにしました。
過去記事「KATANA-Airでリアンプ(紅蓮華・イントロ)」でオーバードライブにKATANA-AIRに搭載されているBLUES DRIVEを使用して最近のお気に入りになっていました。
今回はGT-1のBLUES DRIVEを使い、GT-1のCTL1スイッチでオンオフできるようにアサインすれば良いのでは無いかと考えました。
元々の構成ではOD-1Xを使うとノイズが気になっていたのも有ります。
固定具合
肝心のクランプでの固定具合ですが、クランプをエフェクターに押し付けるようにしながらネジを締めて固定すれば、けっこうガッチリ固定できます。
取り付けて逆さにして軽く振ってみても問題ありませんでした。
その動画です。
総評
良かったところ
- ボード両サイドにハンドルがついているのが使いやすい。
- 30サイズのtスロットレールと互換性がありそうなので、今後これを元に何かカスタマイズ出来そう。*後記注:本品のレール自体の規格は、30規格と20規格を混在した独自のものでした。
- ちょっと工夫が必要ですが、これまで使用してきたボードと同等サイズで組むことができそう。
- クランプでの固定はしっかり固定できます。
- ベルクロ(マジック)テープを使用する必要が無いので、エフェクターを汚しません。そもそも、あのテープのベタベタが素人音楽は苦手なので一連のボード遍歴となった訳ですから、これが一番のメリットです。
- エフェクターが直接ボードに乗る形になるので、エフェクターを踏んだ時の剛性感もありますね。
残念なところ
- ケースの型番の刺繍が安っぽい。
- ハンドルがBOSSのエフェクターのシールドインプットと干渉して刺せない。完全な設計ミスと言って良いのでは?実際にギタリストに使ってもらえばすぐに解る問題なので開発時のコストダウンが見られます。
- スタンドのパーツがプラスチックとみられ、強度に不安。
- ボード裏にレンチを収納できるようになっていますが、T字レンチはしっかり収まらない。ここも開発のコストダウンが見られます。
- パワーサプライ固定用ブラケットの調整幅が約140~155にしか調整出来ないので、実質このままでは裏にパワーサプライを固定することができません。何を考えてこんな設計にしたのか呆れました。
まだこの構成であまり使い込んでないので、発展途上では有りますが、素人音楽のエフェクターボードはどうなってゆくのでしょうか?
それでは皆さんごきげんよう。