しかしどうしてもちょっとしたことでエフェクターが動いちゃう、ひどいとボードから落ちちゃうなんて状態でしたので、なんかうまいこと固定できないかと考えてました。
エフェクターの固定方法も色々ありますが、市販のエフェクターボードの中には専用のブラケット、ネジで固定するレールタイプボードがあって、これ良いなと思っていました。値段も手ごろなのも有るし。
ただ、いかんせんサイズがピッタリなものが無いんですよね。
そんな中、ネットであれこれ見ていると、自由にネジ固定できるレールが存在することを発見!
DIYや色々な用途に使用できるtスロット・アルミフレームといわれる汎用規格品で、取り付けるネジやナット類パーツに互換性があり、ネットでも商品がそこそこ充実していて、趣味として少数でも十分入手できます。
また、ボードの幅となるレールの長さも選べるのが嬉しい。
これを使えば上記の市販レールタイプボードを好きな大きさで作れるんじゃないか!と、ビビッときました。
とりあえずこれで実現可能なのか?より良くするするには何が必要か?といったことを確認するため、最低限必要そうなものを揃えて試作品を組んでみました。
これを基に改良点などを考えて充実させて行けたらなぁと考えています。
そこで今回は仮組の試作品を紹介致します。
今回使用したもの
レール
2040サイズ 長さ500mmx3本
20ミリサイズが2つくっついたタイプ
保護フィルムには切子が沢山付いてました。
tスロットナット
M4,M5スライダーナット
(画像はM3のもの)
最初は下の幅が狭いほうが込み入った場所でも使えるんじゃないかと使ったけれど、ネジ止めするときに回っちゃって使いづらくて上の幅広タイプにしました
幅の狭いタイプのナット
取付ボルト(ネジ)
皿ネジ
ネジ頭が出っ張らないよう皿ネジタイプを使用
M4x10mm,8mm
M5x10mm,12mm
六角穴付き皿ネジ
M5x12
金具
長さ147mmx板厚2.3mmx幅24mm 穴数5(長穴3)
L字金具
20mmx20mmx16mm直角ブラケット
家具などに使われるものだと思いますが、適当に値段が安いもの
プラスチックテープ
3M プラスチックテープ 19mm 黒
普通の電工用ビニールテープは使っているうちはベトベトしてきますが、これは粘着力は弱いけれどべとつかないので、昔から何かと使っているものです。ちょっと値段が高いんですけどね。
電動ドライバー
(装着しているビットは別のビット。黒いビットが付属の物)
SK11(エスケー11) 充電式デュアルドライバー
今回、多数のネジ止めが必要になるので手軽に使えそうな電動ドライバーも買っちゃいました。
普通の手回しドライバーのような形状でUSB充電で電動になるもの。
それほどパワーは無いらしいですが今回はM4,M5位の皿ネジだしこれくらで良いかな?と思いまして。
結果これとっても良かったです。
組み立て
裏側でレールを固定
フレーム全体の枠を構成するため裏側でレール間を長穴の金具で固定
こちらはすこしでもがっちり剛性を出すことを目論み、M5のネジを使用
エフェクター固定用
L字金具、M4皿ネジ、M4のtスロットナットで
こんな感じで取り付けます。
一応L字金具の穴にはザグリが入っているのですがM4の皿ネジではネジ頭が出っ張ってしまいました。
エフェクターに当たってエフェクターに傷がつくのも気になるので、当たるところはプラスチックテープで一旦保護。
ネジが長すぎるとレールの底に当たってしまって締め付けられなくなるのが注意点ですね。それをやってしまったのは内緒にしておきましょう。
とりあえず完成!
- サイズ感ピッタリ!
- エフェクターの踏み具合もまあまあ。
- 使用中はエフェクターも大体固定されるのでズレることなし
要改良点
- このエフェクター固定方法だとガッツリ固定しにくいのでケースに入れて立てかけるとズレちゃいます。なにか工夫が必要。
- 裏面が金具、ネジがむき出しなので床に傷がつくのが必至。
- 最低でもゴム足など付けて保護と傾斜を付けないと実用的じゃないかな?
- レール端面のバリなど、うかつに触れるとケガしそう
- ハンドルが欲しい。
とりあえず手持ちの登山用具のスリングを仮止めしてハンドルにしています。
- エフェクター踏んだ時の剛性感がもう少し。これはエフェクター本体の問題かな?
- 出来ればパワーサプライは裏側に付けたい。
果たして素人音楽のエフェクターが完成する日は来るのでしょうか?
それでは皆様ごきげんよう!