2020年12月20日日曜日

KATANA-Air,KATANA-MINI,THR5バッキング音源でチェック

 練習用の小型無線接続アンプとしてKATANA-Airを買った素人音楽です

練習時にもバッキングをステレオで再生したいというのが買ったきっかけでもあります。

そこで今回はバッキング音源を再生したものをマイク収録し、どんなものか、手持ちのYAMAHA/THR5,BOSS/KATANA-Miniと比較ます。


今回比較した3機種の簡単な仕様の比較

・BOSS KATANA-Air:Amazonでは以下の商品

https://www.amazon.co.jp/dp/B07BFX25XZ/

・YAMAHA/THR5(v2):Amazonでは以下の商品

https://www.amazon.co.jp/dp/B005ZLTVFY/

・BOSS/KATANA-Mini(専用アダプターPSB-100付セット):Amazonでは以下の商品

https://www.amazon.co.jp/dp/B072XL4X78/


比較表


メーカー/機種 BOSS/KATANA-AIR YAMAHA/THR5(v2) BOSS/KATANA-Mini(専用アダプターPSB-100付セット)
Amazonの商品ページ https://www.amazon.co.jp/dp/B07BFX25XZ/ https://www.amazon.co.jp/dp/B005ZLTVFY/ https://www.amazon.co.jp/dp/B072XL4X78/
メーカーの商品ページ https://www.boss.info/jp/products/katana-air/ https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/guitars_basses/amps_accessories/thr/index.html#product-tabs https://www.boss.info/jp/products/katana-mini/
Amazon価格2020/12/3調べ ¥44,000 ¥20,450 ¥11,660
スピーカー 7.5cm(3インチ)×2 8cmフルレンジ x 2 10cmフルレンジx1
電源駆動時出力 15W+15W
バッテリー駆動時出力 10W+10W 5w+5w 7w
サイズ 幅x高さx奥行 mm 350x181x144 271x167x120 230x116x181
電源 ACアダプター/単3電池x8 ACアダプター/単3電池x8 ACアダプター/単3電池x6
パネルのアンプ切り替え ACOUSTIC CLEAN CRUNCH LEAD BROWN CLEAN CRUNCH LEAD BRIT HI MODERN CLEAN CRUNCH BROWN
パネルのイコライザー 3バンドイコライザー 1トーン 3バンドイコライザー
消費電流(電力) 680mA (18W) 350mA
重量 2.2kg 2kg 1.2 kg

収録方法

バッキング音源をCubaseで作成しました(簡単な音源ではありますが、素人音楽としては難しかったです)

  • 音源はドラムセット、キーボード、エレキベース、エレキギター
  • なるべくクリップしないように全体的にゲインを低めですが、ドラムは大きめで
  • キーボードは左、エレキギターは右にパンを振っています。ドラムセットのパンはプリセットの状態、ベースはセンター
  • 簡単な4小節を2回ループと余韻用に4小節分ほど取っています。
  • BPMは135
  • サンプリングレート192kHz,ビット解像度24bitのWaveファイルとしてミックスダウンしたものを音源として使用します。


録音方法


  • アンプの電源はすべてほぼ満充電のエネループで駆動
  • アンプ全面からおよそ35cmの位置にマイクがくるようにハンディレコーダーを設置
  • 音源をスマホからステレオミニケーブで各アンプのAUX-INに接続して再生
  • THR5とKATANA-MINIはAUX-INの音量調整ができないので、スマホ側でTHR5で程よい音量で再生できるような音量で固定。KATANA-AirはMASTERで音量調整できますが、全開状態で再生。
  • ハンディレコーダーの録音フォーマットは96kHz/24bitのWave
  • 録音時のゲインは0dbを超えないように調整・固定しました。
  • 録音したものを後述のsoundcloudにアップロードしました。soundcloudでは128kpbs/MP3に圧縮されるそうですので音の違い、劣化があるようです。


それぞれsoundcloudにアップロードしたもの


BOSS/KATANA-Air





YAMAHA/THR5





BOSS/KATANA-Mini





スペアナで比較

それぞれの録音した音源をCUBASEに読み込み、CUBASEの周波数スペクトルアナライザーで周波数分布をみてみました。

注:縦軸の割り振りがそれぞれ異なりますので、周波数の分布具合の違いとして見てください。
  • THR5はKATANA-Airに比べ①の4kHz~8kHzのあたりが落ち込んでいます。これで籠った音に聞こえるのかもしれませんね。
  • その点、KATANA-Miniは①のあたりのピークがハッキリしています。ハイハットの音が良く聞こえている要因でしょうか?
  • バッキング音源という点ではドラム、ベースの音が良く聞こえた方が良いと思います。
  • THRもTHR-Ⅱだとどうなんでしょうね?オーディオ再生が改善されていると良いのですが。

それぞれまとめた動画をYouTubeにアップしました。




所感


  • 録音時に実際に聞いた音ではKATANA-AirもTHR5もステレオ感がsoundcloudに録音したものより遥かにあります。それぞれのステレオ感に差は感じませんでした。
  • THR5は少しもごもごするような・籠った感じがしますね。
  • KATANA-Miniは7wのスピーカー一発なので音量が小さいですね。ただ直接聞いた感じでは、バッキングのギターが目立って聞こえました。ギターの音域に合わせた作りに振った設計になっているのではと思いました。
  • 仕様の定格出力ではTHR5よりKATANA-Airのほうが大きいはずですが、今回の再生方法だとほとんど同じ音量に聞こえました。
  • THR5を買った当時、レビューなど見ると普通の音楽鑑賞にも良いような書き込みも有りましたが、実際にUSB接続して聞いてみるとかなり期待外れだった記憶があります。(ギターアンプとしては良いのですが)
  • その点、KATANA-AirはBluetooth接続して音楽を聴いても伸びやかなボーカルが聴けて,普通のBluetoothスピーカーとしても使えるな、と感じました。




果たして素人音楽の練習はKATANA-Airで捗るのでしょうか?


それでは皆さんごきげんよう

2020年12月9日水曜日

BOSS/KATANA-Airを買っちゃった!NUX/Mighty Air、YAMAHA THR10ⅡWirelessと比較

 平日夜は「KATANA-MINIにGCE-3をくっつける」で紹介した構成で練習している素人音楽です。

この構成にした不満点としてバッキング音源をステレオ再生したいなぁ~と思ってKATANA-Airが気になりだしました。

最近はKATANA-Airの様な無線接続の小型アンプも色々ありまして、調べて比較検討、色々迷いましたが、結果、やはりKATANA-Airを買ってしまいました。

最初開封したとき、やけにハンドルの高さがあるな、と思いましたが、トランスミッターをセットした場合にトランスミッターをガードするためなのだと解りました。よく考えられています。


比較検討

買うにあたって今回候補に挙がったのは無線接続ステレオ小型アンプ(Bluetooth接続あり)、として次の3機種


  • NUX(ニューエックス)/Mighty Air:Amazonでは以下の商品

https://www.amazon.co.jp/dp/B089R7C65L/

  • YAMAHA THR10ⅡWireless:Amazonでは以下の商品(トランスミッターとのセット品)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07YQHM129/

  • BOSS KATANA-Air:Amazonでは以下の商品

https://www.amazon.co.jp/dp/B07BFX25XZ/


簡単なスペックの比較表

(THRはトランスミッターとのセット販売品で)


比較表


メーカー/機種 NUX/Mighty Air YAMAHA/THR10II Wireless + Line 6 Relay G10T BOSS/KATANA-AIR
Amazonの商品ページ https://www.amazon.co.jp/dp/B089R7C65L/ https://www.amazon.co.jp/dp/B07YQHM129/ https://www.amazon.co.jp/dp/B07BFX25XZ/
Amazon価格2020/12/3調べ(税込) ¥1,9400 ¥66,550 ¥44,000
スピーカー 5cm(2インチ)x2 8cmフルレンジ x 2 7.5cm(3インチ)×2
電源駆動時出力 記載なし(おそらく10w+10W) 10w+10w 15W+15W
バッテリー駆動時出力 10w+10w 7.5w+7.5w 10W+10W
サイズ 幅x高さx奥行 mm 186x98x91 368x183x140 350x181x144
電源 内蔵バッテリー/USB-C 内蔵バッテリー/ACアダプター ACアダプター/単3電池x8
パネルのアンプ切り替え CLEAN OVERDRIVE DISTORTION ACCOUSTIC SIMULATOR CLEAN CRUNCH LEAD HIGAIN SPECIAL BASS ACOUSTIC FLAT ACOUSTIC CLEAN CRUNCH LEAD BROWN
パネルのイコライザー 1トーン 3バンドイコライザー 3バンドイコライザー

どれもそれぞれにスマホやタブレットで操作するアプリがあります。


比較検討するにあたってはYouTubeのマサヤングさんの動画で、まさにこの3機種の比較をしている動画が有りました。

マサヤングさんの動画


とても参考になりました。マサヤングさん、有難うございますm(__)m

それぞれ単品のレビューだと褒めちぎったものが多いですからね。


それぞれについて

NUX/Mighty Air

マサヤングさんの別の動画でMighty Airについて語った動画もあります。

https://youtu.be/luh09YEI670



  • 「安い・小さい・軽い」これはやはり魅力的ですね。
  • 充電がUSB-Cケーブル 最近はUSB-C接続のものが多くなってきました。デッカイACアダプターが不要というのも便利かも。
  • パネルにドラムパターンのボタンが有る(素人音楽は使わないかな)
  • アプリにジャムトラックが入っており、アドリブとか楽しめるらしい(素人音楽のスキルでは使いこなせません(´;ω;`))
  • パネルのイコライザーが1トーンのみ
  • エフェクターはアプリで色々選択可能。基本的にアプリを立ち上げた状態で使用するのが前提と思いました。
  • トランスミッターが唯一折りたためる。




YAMAHA/THR10II Wireless 

  • こちらもプロモーションも含め、Youtubeにレビュー動画が多数あり、高評価ですね。
  • ギター側の送信機Line6RelayG10Tトランスミッターは別売り。比較表ではセット販売のもの。
  • エフェクターの設定情報はパネルのユーザーメモリースイッチに5個、個別のスイッチに登録できるのは使いやすそう。
  • パネルのアンプセレクターにFLATモードが有るので外部エフェクターとの接続も問題ないのかな?
  • 仕様は良くわかりませんが、YAMAHAのYoutubeサイトに掲載されている「THR Remote Tips」によると「IK Multimedia iRig BlueBoard」とやらをBluetooth接続してフットコントローラーに出来る模様。しかしIK Multimediaのサイトで見るとApple系しか対応していないような?小型無線ギターアンプでフットコントローラーに対応しているものは他に無いのでは?という気がしますが、詳しい情報が見つけられなかった。素人音楽はApple系は非対応なんです。(なんでも高いから"(-""-)")


BOSS/KATANA-AIR


  • 2018年5月発売なので3機種の中では古参と言えるかな?
  • Youtubeのレビュー動画では発売直後ではワイヤレスの便利さに興奮!レイテンシも感じない!って感じの動画が多いです。音に関してはBOSSの音、という評価かな?
  • スイッチのLEDが指で隠れて見えないという意見もあります。
  • ユーザーメモリもパネルに6種類登録可能
  • 3機種の中では唯一バッテリーが単三電池を使用。もちろんACアダプター接続駆動もできますが、当然な気もしますが、電池にエネループを使用していてもそれへの充電は出来ません。


BOSS/KATANA-AIRを選択した点


  • NUX/Mighty Airは常にアプリを使った状態でないと本領発揮しないんじゃないかという印象。手軽に使うには単体で手軽に使いたい。エフェクターなど音作りはアプリでやるにしてもBOSSとYAMAHAはユーザーメモリがパネルについている。またパネルのイコライザーが1トーンというのがチョットね。
  • また、小さいというのは大きなメリットではありますが、小さいが故にステレオ感が低いんじゃないかという不安も有ります。
  • 実は素人音楽はYAMAHA/THR5を所持しています。THR5はFLATモードが無い影響か、外部エフェクターとの相性が良くないようでKATANA-Miniを買ってから普段は使わなくなりました。(どうせならFLATモードのあるTHR10を買っておけば良かったかな~なんて思いましたよ)しかしTHR5は単体で使うと音の広がり感もあって、やはりステレオタイプが欲しくなったきっかけでもあります。
全体的にレトロモダンとでも言うのでしょうか?なかなか他のアンプに無いデザインで好きです。THR-Ⅱシリーズが発売された後もTHR5は販売されています。
電源いれるとぼんやりと内部が光ります。
真ん中上部にヤマハの音叉マーク、それとメッシュは矢羽根のデザインでかっこよいと素人音楽は感じます。


電源スイッチがトグルスイッチです。THR-Ⅱはパソコンの電源スイッチみたいになってますね。チューナー付きなのも嬉しかったです。
  • この音の広がり感を使いたいときは手持ちのTHR5を使えばいいかな?と思いまして。
  • KATANA-AIR以外は内蔵バッテリーなので、内蔵バッテリーの耐久性がどうなのかが不安。
  • GT-1やKATANA-Mini、BOSSのコンパクトエフェクターを使っており、BOSSになじみが有るので、KATANA-Airでの音作りもやり易いかな?とも思いました。


以上の様な理由でKATANA-Airを購入しました。

KATANA-Airと手持ちのTHR5,KATANA-Miniを並べてみたの図


KATANA-MiniはZOOMのGCE-3をくっ付けた状態のものです。




アダプターのケーブルがとても太いです。

THR5のアダプターを比べてみたの図



アダプターにはセンタープラス13V 4.0A 52.0Wと表記されています。

65WクラスのノートPC用ACアダプターより一回り大きい感じでした。


果たして素人音楽はKATANA-Airを使いこなせるのでしょうか?

それでは皆さんごきげんよう


Bacchus TACTICS24-FM/RSM不具合応急修理

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